漢方治療 kanpotiryo
漢方治療について
「漢方」の歴史は古く、中国において数千年の年月をかけて患者様の症状に合った生薬の組み合わせが作られたことが始まりです。それをもとに、現状に合わせて発展させたのが現代の漢方薬です。
漢方薬は、薬として効くことが知られていた生薬(自然の植物や動物、鉱物など)をいくつも組み合わせた、副作用の少ない、安心して飲める薬です。
当クリニックでは、煎じ薬が持ちやすく飲みやすく加工されたエキス剤を保険診療により処方しています。 心身の歪みを調整し、自律神経と内分泌(ホルモン)バランスを補正するというのが漢方治療の目指すところです。
漢方は、病気を生体にそなわる自然治癒力(体質に負うところが多い)と生体を侵そうとする勢力との対決と考えました。従って体質的と考える半健康という病状は、漢方治療の得意とするところです。冷え、のばせ、肩こり、月経困難症、更年期障害、不妊症、自律神経失調症、体力増強等にも漢方治療の有効性が認められています。 病名で診断することだけでなく、患者様一人ひとりの体質や病気の状態を見極めながら最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメード」の治療と言えます。
また、新薬(西洋医学の薬)に漢方薬を加えていろいろな症状にうまく対応させたりするなど、漢方薬を中心に治療した場合でもお互いの長所を活かす治療法を取り入れています。